ロイヤルオーク15400は、最も人気を博しているオーデマピゲのレプリカ時計の一つです。非常にクラシックなモデルであり、初めてレプリカ時計を選ぶ際に多くの人々が検討するエントリーモデルと言えます。15400に関しては、本物に最も近いレプリカ時計の一つであり、トップ10レプリカ時計リストに確実にランクインするべきモデルだと考えています。
これまで3つの大工場(JF、ZF、OMF)がロイヤルオーク15400のレプリカを製造してきました。いずれも最高品質のレプリカを生産していましたが、現在は摘発の影響でJFは閉鎖、ZFは在庫放出が困難となり、OMFの15400は品質面で劣る状況です。この状況下で新たな工場が機会を捉え、大手時計メーカーに匹敵する存在になろうとしています。
今回は新興工場「APS」が手掛けた15400レプリカをご紹介します。業界ではまだ無名ですが、最高品質のオーデマピゲ永久カレンダーレプリカを製造した実績があります。今回APSが発表した15400レプリカは、新型クローン3120ムーブメントを搭載したことで時計愛好家の注目を集めています。
APS製15400レプリカの最大の特徴は、正確なケース形状です。直径41mm、厚さ9.8mmという本物と同一の寸法を実現。APSは自社製品が「ケース部品が本物と互換性を持つ唯一のモデル」と主張しています。ケースとブレスレットの仕上げは最高水準で、面取りの品質は旧JF製APレプリカに匹敵します。
APS製15400の改良点は、ケース厚に加え、ブルーダイアルとムーブメントに集中しています。まずブルーダイアルは色味の差異が完全に解消され、小さなグリッド模様がより立体感を増し、各パーツの高さが本物と同じようになりました。さらに重要なのはスーパークローン3120ムーブメントの搭載です。初めて独自開発されたこの自動巻きムーブメントは、ローターとベースプレートの装飾がAP3120ムーブメントに極めて近い仕上がりです。